全勝同士の対戦は大差がついて期待はずれ。バックスは成績は悪くないけれど、まだまだこれからという印象。Ｔウルヴスのゾーン・ディフェンスはシーズン序盤にしてはよく機能していて効果的。Ｔウルヴスのベンチの明るさとエネルギーが目立った試合だった。

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　BYUハワイに留学中の田臥勇太選手の１年遅れの大学デビュー戦がカリフォルニアで行われたので取材に行ってきた（詳しくは月刊バスケットボール２月号とHOOP２月号（どちらも12/25発売）に記事を書きます。
　まだ夏に捻挫した足首がかなり痛いという田臥選手、そのためにできるプレーが限られてしまっているらしい。そのためか、彼らしい思い切ったプレーは少ない。さらに試合の出だしにターンオーバーをしてしまったということもあってか、安全なプレーが多かった。試合後に聞いたら、初戦ということで本人もだいぶあがっていたらしい。ブーイングも初経験。そして、試合最後の最後にファウルアウト。

　BYUH　90　−　UC Davis　86　　box score
　　田臥　28分出場　11得点（FG 3/7　FT 5/6）　８アシスト　２リバウンド　２ターンオーバー



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　Hamilton Classic Tournamentは、UCデイビス主催の４チーム・トーナメントなので、これが決勝戦。それほど実力差があるチームとは思えないのだけれど、BYUHはセンターで大黒柱のサリズベリーにファウルがかさんで苦戦。取材メモを見返したら、何度も「BYUHはエネルギーがない」と書いていた。それくらい元気のない試合で、まさかの35点差がついてしまった。大差のために後半半ば以降は控え選手同士の試合に。田臥も残り12分余でベンチに下がり、そのまま最後まで出てこなかった。

　BYUH　84　−　Humboldt State　119　　box score
　　田臥　23分出場　６得点（FG 1/3　FT 4/4）　１アシスト　１リバウンド　３スティール　４ターンオーバー




オマケ


　４チームのうち、BYUHが対戦しなかったバリー大（フロリダにある大学）に日本語のタトゥーを入れている選手を発見。どういう意味でいれているのかと一瞬考えてしまった。"The Sky is the limit"（限界はない、という意味の表現。「頑張れば何でもできる」というようにやる気を起こすための言葉として使われることも多い）の直訳だったのね。


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　この前日、田臥はジュニア、ヤングメンとナショナルチームのチームメイトだった北郷謙二郎（CSLAに留学中）と電話で話し、「Chico Stateは弱い」との情報を仕入れていた（CSLAはChico Stateと同じカンファレンスでよく対戦している）。ところが、BYUHがいつものスロースタートなのに加え、Chico Stateはアグレッシブなオールコートプレスをかけてきて試合で出しからBYUHを圧倒。50対36と14点リードされて前半終了。これはまた負けるのかと思ったら、後半に入って別チーム。田臥も、数字にはあまり現れていないけれど、後半出だしから積極的なプレーで、追い上げのきっかけを作っていた。フォイルが11リバウンド、26点の大活躍。

　BYUH　87　−　Chico State　80　　box score
　　田臥　20分出場　４得点（FG 2/3）　１アシスト　２リバウンド　３スティール　３ターンオーバー

　BYUHはこれでカリフォルニア遠征を２勝１敗で終了、翌朝サンフランシスコからハワイに戻っていった。

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